下の写真の様に、色々と試行錯誤の上に試作した結果、あたり前のことですが掘り器の先端部は、矢張り頑丈な金属製でないと掘る効率が悪くてだめだということが分かりました。
それと、掘り器の重さは体力が許すなら重い方がくい付きが良いので良く掘れると思います。
また掘り器の弁をゴムの弁の上に鉄の板を張って補強した。
このように掘り器の構造を強化することにより弁が変形してしまって漏れてしまうトラブルがほとんどなくなった。
砂地、粘土、シルト層と変化しても(掘り器2)だけを使用でも十分対応できることで能率が上がった。
あとはその都度、地質の状況を見ながらより良い方を選択して、ひたすら掘るということになると思います。
@.(掘り器1) 穴掘り用ドリル
【スパイラルボーラー】のハンドルとサイドブレード部分を取り外し改造した。
A.(掘り器1 ドリル&用継ぎ手
改造したドリルを継ぎ手用鉄管に差しこみ貫通ボルトでしっかりと固定する。
B. (掘り器2‐1)全体画像
ねじ式のため簡単に先端の交換が可能です。
(掘り器2‐1)砂地用 (掘り器2‐1)粘土用(固い地盤用)
掘り器2‐2)(固い地盤専用)
C. 掘り器用継ぎ手 (右側の鉄管がドリル用)
左側のVP20mm菅12本は(掘り器2)用で、掘り方が終了後は井戸管として使用するので無駄にならない。
継ぎ手の長さは取り回しをよくする為4m物を半分の2mにカットして使用しました。
※参考 塩ビ管の接続&脱着操作は継ぎ手管の下側にソケットのオス、上側をメスにした方がやりやすかったです。

ドリル用継ぎ手(鉄管)

継ぎ手はボルトでしっかりと固定する。
D. 地層図1のドリルの掘り屑
E. 井戸枠の最下部。
井戸枠も挿入時の作業の取り回しをよくする為、これも半分の2メートルに一度カットし、再度それを接続しながら作業しました。
砂吸い込み防止用の網目が細かいものを使用したため砂取り器等一切不要でした。


F. 地層図1で自噴しているところです。
G. 浅井戸用ポンプ設置
本来浅井戸用ポンプは汲上げ深度は8メートル程度ですが今回は自噴していることもあり、またフート弁を付けたことにより25m以上でも汲み上げ可能になりました。
(元もと水位が高いから?かも)
ただ今回使用している井戸枠菅は、経50mmですので単純計算しますと25Mの管の中の水量は最大でも49Lしかありません。
これを電動ポンプで蛇口全開で汲み上げて量ってみると、1分間で約30L汲み上げたので、井戸管内の水位はかなり下がると思われます。
しかしこの場合でも30分以上全開で汲み上げても1分間あたりの水量はほとんど変わらずまた枯渇することもなかったです。

H. スプリング式フート弁(井戸管の最下部に取り付ける)
I. 保健所の飲用水水質検査合格しました。
特に驚いたのは一般細菌の水質基準は1ml中100以下ならOKなのですが、
なんとゼロでした。
現在我が家の飲用水を除くすべてをこの井戸水で賄っている状態です。
